長きに渡る新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークが多くの企業で導入されています。社内のパソコンを持ち帰って在宅勤務などを行っていた企業も新型コロナウイルスの感染拡大が長期化している状況から本格的なテレワーク環境の構築に動き出しています。そこで本記事では、テレワークでよく聞く用語「リモートアクセス」と「VPN」に注目してサ－ビス内容や違いなどについてご紹介いたします。
まず初めにリモートアクセスからご紹介します。リモートアクセスとは遠隔地にあるネットワークやパソコンへアクセスすることで、企業が行うテレワークでは自宅や外出先などの社外にあるパソコンから社内にあるパソコンへ遠隔でアクセスするケースなどが当てはまります。
リモートアクセスを利用することで自宅などの社外でも社内と同じ環境で業務ができるので業務効率を下げることなくテレワークを導入することが可能です。
一方、VPNはVirtual Private Networkの略でインターネット上に仮想の専用線を構築して通信を行う方法です。送受信されるデータは外部にデータが流出しないように保護や外部の影響を受けないように仮想通路を通ることで情報漏洩から守っています。
リモートアクセスとVPNをまとめると
ということになります。
リモートアクセスのみでも利用可能で、VPNを使ったリモートアクセスもあります。VPNはリモートアクセス以外にも拠点間の通信を守る為に導入されたりもしますので違いを認識しておきましょう。
リモートアクセスのみで社内で使用している様々なソフトやアプリを自宅などでも同じように使えるのに、なぜVPNを別途合わせて使うのでしょうか？
理由は、リモートアクセスのみだと通信を第三者に傍受されたり不正アクセスなどで情報漏洩のリスクがあるからです。
広く利用されているリモートアクセスサービスの1つにWindows10に標準装備されているサービスがありますが、比較的簡単に不正アクセスなどができてしまいます。また、一度不正ログインをされてしまうと、ネットワーク内の横移動（ラテラルムーブメント）によって、会社内の他のシステムも不正に利用されてしまう可能性あるため、セキュリティ機能を向上させるVPNと一緒に利用することで情報漏洩を防止しているのです。
セキュリティ面で安全なリモートアクセス環境を構築したいと考えた場合に、VPNを構築する方法は当然候補として挙がってきます。しかし、VPNの構築にはネットワークの知識が必要だったり、事務所などへ機器の設置が必要になります。
また、VPNにも様々な種類があり、上記の機器を導入するタイプや通信会社が提供するVPNサービスを契約して利用するタイプなどがあります。さらに、VPNの通信規格（プロトコル）もOpenVPN・PPTP・L2TP/IPSec・IKEv2・SSTPなど種類があり、1から比較検討・環境構築は高度な知識が必要になります。
情報漏洩しない安全なリモートアクセス環境を構築したいけど、ネットワークの知識はあまりない…というご担当者様に専用USBを挿すだけで安全なリモートアクセス環境を構築できるV-Warpのご紹介です。
V-Warpは自宅などにあるパソコンに専用USBを挿すだけで、会社内のPC画面を転送して操作することができるリモートアクセスサービスです。VPNと違い、事務所に機器の設置や高度なネットワーク知識は不要です。簡単に社外でもオフィスと変わらない業務を行う環境を構築できるサービスです。
手元のPCからの接続をV-Warpクラウドサービスが中継することにより、暗号化通信路を確立します。暗号化通信路はインターネットVPNの1種であるSSL-VPNであり、ネットバンキングで使用されるものと同等の強度があるため、データが漏えいする心配はありません。
今回、リモートアクセスとVPNについてご紹介いたしました。リモートアクセスは効率を落とさないテレワーク環境の構築にとても効果がありますが、一方でセキュリティ面のリスクがあります。VPNなどセキュリティを強化するサービスと一緒に導入して安全で快適なテレワーク環境を構築してみてはいかがでしょうか？
リモートアクセス「V-Warp」の詳細はこちらリモートワーク、テレワークの増加に伴い、VPN機器の脆弱性を狙ったサイバー攻撃も増加しています。安全にテレワークを行う為にもVPNの仕組みを理解し対策をしていきましょう。
下記ダウンロード資料ではテレワークを安全に行う為の対策を詳しく解説しています。
