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ローカルLLMとリモートアクセスの組み合わせは最強

先日の以下の記事でローカルLLMとはなにか?そして、ローカルLLMとリモートアクセスに関して少しだけ記事に書きました。

ローカルLLMとリモートアクセスの関係は?

今回はなぜローカルLLMにリモートアクセスが有効なのか。また、どんなリモートアクセスの方法が有効なのか。ということを深堀りする記事として書こうと思います。



■ローカルLLMのメリット、デメリット
ローカルでLLMを運用する理由は主にセキュリティの担保になります。インターネット上に企業の機密情報や個人情報を流す事にリスクを感じる企業ではChatGPTなどの利用が制限され、ローカルLLMの導入が進んでいます。

一方でデメリットも存在します。それは、他のオンプレミスのシステムと同じように、LLMが運用されているネットワーク以外から(例えば外出先からなど)LLMを利用することができないということです。

企業によって、支店、店舗などが多く、そういった拠点から本社で運用されるLLMを利用し、利用させ、導入効果を最大化したいというケースも多いかと思いますが、それをするには安全性を担保しながら活用する必要があります。そうでなければ、ローカルでLLMを運用する理由が無くなってしまいます。

それではどのようにすれば、安全に各地に散らばる拠点から本社のLLMへアクセスすることが出来るのでしょうか。



■本社で運用されるLLMに安全にアクセスする方法
ローカルLLMを安全に運用するという観点で考えると、通常はインターネットから完全に切り離されたネットワークで運用することになりますが。

通常はインターネットからアクセスできない場所にインターネットからアクセスする方法で、最も古典的な方法として、ファイアウォールに穴をあける(ポート転送する)という方法がありますが、この方法は危険で、一般的な企業では行わないと思いますので、次の方法が考えられるかと思います。

まず、専用線やVPNを利用する方法が考えられます。

両者とも、基本的に大きな拠点間を結ぶということを想定されていますので、拠点が多いとそれだけ回線費用やVPNの装置の費用が嵩むということになるので、店舗経営企業など、本社にアクセスさせる拠点が多い場合はあまり向きません。また、スマートフォンなどのモバイル端末に関しては、専用線では対応できないか、対応できたとしても、また費用が嵩むことになります。

専用線はセキュリティ面で優れますが、VPNを時前で構築、運用を行う場合は、正しく運用を行わないと、逆にセキュリティホールに繋がり、攻撃者による企業内ネットワークへの侵入やマルウェアの拡散を許してしますことに繋がります。実際、セキュリティパッチが正しく適用されていないVPN装置を狙った攻撃が、この数年増えています。

以上のように、専用線やVPNは万人にお勧めする方法ではありません。



■ではどのような手法でローカルLLMにアクセスするのが良いのか
これは一般的なオンプレミスシステムと同じことが言えるのですが、リモートアクセス用のソフトウェアやサービスを活用することです。

これは当たり前のように聞こえ、VPNと何が違うの?という意見もあると思いますが、先に書いたように、専用線はコスト、VPNはセキュリティ面で注意が必要である一方、リモートアクセス向けの製品は、多くの拠点から様々なデバイスでの活用を前提に設計されているため、企業で安全に運用することができ、且つ導入規模が大きくなっても、比較的費用を抑えることが可能になっています。

セキュリティ面では、回線はインターネットを利用しますが、安全に暗号化されていて、通信を傍受されることはなく、VPNとは異なりインターネットから直接アクセスされる部分がないので、外部からの攻撃に強い設計になっています。

費用面では、インターネット回線を利用するので回線費などは安くあがりますし、利用人数が増えれば増えるほど、機器自体が大きく、費用もかかるVPNより、安く導入することが可能です。

また、拠点間を結ぶ技術である専用線やVPNと異なり、様々な場所に存在する不特定多数の端末からアクセスされることを前提に設計されたリモートアクセスは、端末や個人を特定するための認証方式や、接続した後にデータを漏洩させない技術など、様々なセキュリティ機能を一括で提供します。

正に餅は餅屋でということになりますが、特に店舗、現場、外出先、出張先からなど、アクセス拠点が多い場合は、コスト面、セキュリティ面で、やはりリモートアクセス製品が良いのです。



■ではどのようなリモートアクセスが良いのか
2020年、2021年頃のコロナ禍のテレワーク需要に乗ってリモートアクセスの製品やサービスは、それまでに比べ増えました。

ですので、製品の選定する際には、その製品の成り立ちを確認し、導入事例が多い製品を選択していくことが鍵になります。製品によっては、その歴史が浅く、お使いのシステムやネットワークとの相性に注意が必要になることがあります。

エリアビイジャパンではSWANStor(スワンストア)というリモートアクセス製品を開発、販売をしています。2001年に最初のバージョンをリリースし、以降24年ほど、大小様々な企業、環境での実績があり、リモートアクセス製品の中では老舗で、今後もローカルLLMとの連携事例も増えるとう予想されています。詳しくは、以下ページを御覧ください。

SWANStor
https://www.areabe.com/product/>

ご連絡を頂けましたら、経験豊富なスタッフがご紹介をさせて頂きます。


日付: 2025/07/16
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