2022年11月にリリースされたChatGPT。少しの間使わないだけでも、その大きな進化に驚きます。生成AIやその頭脳であるLLM(大規模言語モデル)に関しては、ChatGPTのリリース以降、様々なメディアで取り上げられていますので、詳しくはそういった記事を参照頂ければと思いますが、ここでは「ローカルLLM」、そしてローカルLLMとリモートアクセスの関係について、お話します。
■ローカルLLMとは?
ローカルLLMとは通常はインターネットで運用されるLLMを自社のサーバーや、プライベートクラウド環境、または自分のPCなど、インターネットではない、ローカルの環境で運用することを指します。
このローカル環境にLLMを構築、動作させることをが最近注目を集めていて、ネット上の記事でも「試しにインストールしてみた」という記事もよく出てきます。
■なぜローカルLLMが注目を浴びるのか?
ChatGPTなどは企業によっては利用そのものが禁止されています。その理由は、企業の機密情報、個人情報の漏洩を恐れるからです。
ローカルLLMを運用すれば、インターネット上に企業の機密情報などを送信する必要がなく、情報漏えいのリスクがありません。安全に運用ができます。
ですので、これまでインターネット事情の生成AIが利用できなかった、セキュリティポリシーが強い、メーカー、医療関係、金融関係の企業などが特に、ローカルLLMに注目しているわけです。
ローカルLLMを利用することにより、同じような資料の作成や、過去の社内事例の共有など、繰り返し発生する作業を生成AIに任せることができるので、作業の効率があがり、昨今の人手不足の解消などにも繋がります。
■ローカルLLMとリモートアクセスは相性がいい
以上のようにローカルLLMは安全性を担保しながら、自然言語処理を行うことができるということなのですが、オンプレミス型のシステムということになります。
オンプレミス型のシステムはシステムが存在しないネットワークからアクセスすることができません。東京、大阪、名古屋など、大きな拠点間であればVPNで接続してしまえば良いですが、各地に散らばる拠点、営業所、店舗、現場、外出・出張先からは利用が難しくなります。 そのような場合にリモートアクセスが有効になります。各地から、ネットワークの縛りを超えて、本社で運用するLLMにアクセスし、活用し、業務の効率化を狙えるわけです。
エリアビイジャパンではSWANStor(スワンストア)というリモートアクセス製品を開発、販売をしております。SWANStorを利用することにより、上記のようにローカルLLMをより有効的に活用することが可能になります。詳しくは、以下ページを御覧ください。
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